本ソフトでは、データ接続の方法として、PASVモードと、PORTモードに対応しています。通常は、どちらのモードでも動作しますが、データ接続ができずにファイル転送ができない場合に、これを切り換えることによって、ファイル転送ができるようになることがあります。
PORTモードはPASVモードをOFFにした状態で、データ接続時に、ホストからローカルのパソコンに向かってデータ接続を行おうとします。このとき、ルータなどのパケットフィルタリングの設定によって、1024番以降のポートが閉じられている場合、データ接続が行えません。また、ルータのNAT、IPマスカレード機能を使用しているとき、ルータの動作の不都合によって、PORTモードではデータ接続できない場合もあります。
PASVモードは、ローカルのパソコンからホストに向かってデータ接続を行おうとします。このとき、ホスト側が同様のパケットフィルタリングを行っていると、PASVモードではデータ接続ができなくなります。
通常はオプションのファイアーウォールの設定でPASVモードにしておいて、PASVモードが使用できないホストに対してのみ、ホストの設定の高度な設定でPASVモードを解除するようにされることをおすすめします。
また、本ソフトではオプションのファイアーウォールの設定で、PORTモードで使用するポート番号を設定することもできますので、必要に応じて設定してください。