RE^2:追加機能希望。 (RE:追加機能希望。へのコメント)
投稿者: | かつの |
リモートホスト: | ins106.sagami.dti.ne.jp |
投稿日時: | 1998/04/08 20:14:48 |
> > 希望機能2.
> > ホストのLISTをとるときに"-al"のオプションを入れてほしい。
>
> これについては対応したいと考えているのですが、詳しい仕様等が分からないので
> 未対応となっています。
>
> これについて、詳細な情報や仕様などがあれば教えていただけないでしょうか。
1.3ついては対応していただけないのですか。残念です。
なにをどうしろとか、unixには詳しいとはいえないので、lsコマンドの
マニュアルをあげておきます。ご参考前にどうぞ。
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LS(1)Reference ManualLS(1)
NAME
ls - ファイル情報を表示する
SYNTAX
ls [-RaAdCxBXlrtFsU1oOVe_cu] [FILES…]
DESCRIPTION
ls は、FILESに関する様々な情報を様々な形式で表示する。FILESが指定
されなかった場合にはls は現ディレクトリの内容を、ファイル名の順番
にソートして表示する。
ファイル名のうち引数で明示的に与えられた部分に対しては、wild.man
で説明する「断片別選択小文字化変換」が施されて出力される。またそ
れ以外の部分(lsがディレクトリをたどって調べた部分)は、LFNワイルド
カード非サポート状況下ではShort filenameで出力され、LFNワイルドカ
ードサポート状況下ではLong filename、しかもファイルシステムに記録
されている通りの大文字小文字の区別を保って出力される。
次のようなコマンド行オプションを理解する。
-1: ファイル名だけを一行一ファイル形式で表示する。標準出力がブロ
ックデバイス(ディスク)に接続されている時のデフォルト出力形式
である。
-C: ファイル名だけを縦方向に整列して表示する。標準出力が非ブロッ
クデバイス(CON)に接続されている時のデフォルト出力形式である。
-F: 実行可能ファイルの名前の後に「*」を、ディレクトリの後ろには「
/」を付加して表示する。
-R: ディレクトリの下のファイル全てを再帰的に表示する。
-U: ソートしない。ファイルはディレクトリに格納されている順番で出
力される。即ち、COMMAND.COMのDIRコマンドで出力されるのと原則
として同じ順番だが、ルートディレクトリについては、ボリューム
ラベルも含め、ディレクトリに格納されている順で出力される。
但し、Windows95で、ボリュームラベルのあるネットワークドライブ
のルートディレクトリに対し本オプション(と-a・-Aオプション)を
指定した場合に限り、そのドライブ内でのボリュームラベルの位置
がどこであろうとも、ボリュームラベルは最初に出力される。これ
は、ネットワークドライブに対するWindows95のシステムコールにバ
グがあるための制限である。
-B: ファイルをその大きさでソートする。
-X: ファイルを拡張子順にソートする。
-a: 隠しファイル・システム属性ファイル、ボリュームラベルなどや、
「.」「..」、さらに「_」で始まるファイル名も表示する。このオ
プションを指定しないと、「_」で始まるファイル名はls では無視
される。これは、UNIXのlsで、-aオプションがないと「.」で始まる
ファイルが無視されることから連想して付けた機能である。但しLF
Nワイルドカードサポート状況下では、-aオプションを付けなくとも、
「_」で始まるファイル名は無視されない。
-A: 「.」「..」を表示から除外することを除き、-aオプションと同じ。
-d: ファイルがディレクトリであった場合には、その中に含まれるファ
イルを表示せずディレクトリの名前そのものを表示する。
-l: ファイルについての詳細な情報を表示。ファイル属性、更新日時、
サイズ、ファイル名(LFNワイルドカードサポート状況下ではShort
filenameとLong filenameの両方)を1行1ファイル形式で出力する。
更新日時表示はUNIXのlsにならい、180日前以前か1時間後以降のも
のは時・分を略して年を、それ以外のものは年を略して時・分を表
示する。
-r: ソートの順番を逆にする。
-s: ファイルが実際に占めているディスク容量を、ファイル名の前に付
加して表示する。大きさの単位は512バイト。同じサイズのファイル
でも、それが存在するドライブのクラスタサイズによって、占有す
るディスク容量は異なることに注意。但し、ディレクトリの場合は
常に0が表示される。
-t: ファイルをその更新日時でソートする。最近に更新されたファイル
が先頭に表示される。
-x: 「-C」に似ているが横方向にソートする。
-V: ボリュームラベルの表示において、ピリオドを除去し(但しピリオド
より前が8バイトに満たない場合は除去しない)、小文字化を行わな
い(但し、ボリュームラベル名がlsの引数に明示指定されている場合
は、本マニュアル冒頭で述べた通り、「断片別選択小文字化変換」
が施される)。
フォーマット直後のディスクや、ソフトウェアの出荷ディスクなど
には、大文字小文字の混じったボリュームラベルを持つものがある。
また、ディスクの直接書き換えによってそのような変なボリューム
ラベルを強制的に付けられるソフトもあるようである(しかし、DOS
のVOLコマンドでは、小文字のボリュームラベルは設定できないよう
だ)。本オプションは、そのような変態ボリュームラベルを持つディ
スクに対して有用と思われる。
-o: ファイル名をカラー出力する。ボリュームラベルは白リバース、デ
バイスファイルは青、ディレクトリは水色、隠しファイル・システ
ム属性ファイルは桃色、それ以外で拡張子がbak・oldのものは赤、
batなら黄色、exe・comなら緑、sys・drvなら桃色、以上のどれでも
なければ普通に白で表示される。本オプションはトグルスイッチで、
指定のたびに反転する。
-O: -oと似ているが、標準出力がコンソールの場合に限りカラーとなる。
-e: -lオプションでの時刻表示をフル形式にする。つまり、年も時刻(1
/100秒まで)も略さず表示される。-lオプションを伴わないと無意味。
Windows95の場合、ファイルの最終更新時刻は2秒単位で記録されて
おり、本オプションを指定しても秒未満は常に0と表示されるが、本
オプションとともに-cオプションを指定して作成時刻を表示させる
と1/100秒単位まで表示される。また、最終アクセスは日付しか記録
しないので、-uオプションで最終アクセス時刻を表示させると時刻
部は常に0時ちょうどとなる(最終アクセス日付の記録されていない
ファイルを除く)。
-_: LFNサポート状況下で、-lオプションを指定しない場合の表示や、引
数を複数指定した場合の「ディレクトリ名:」の表示のうち、引数で
明示指定された部分の表示にShort filenameを使う。デフォルトで
は、Long filenameで指定されていればLong filenameで表示される。
また、ファイル名のソートもShort filenameで行われる。デフォル
トでは、LFNワイルドカードサポート状況下でのソートはLong file
nameで行われる。
-c: -lオプションでの表示時刻、あるいは-tオプションでソートに使う
時刻として、デフォルトではファイル最終更新時刻を使うが、本オ
プションを指定するとファイル作成時刻を使う。但し、LFN非サポー
ト状況下では無視される。作成時刻の記録されていないファイル(D
OSで作成したファイルをフロッピーでWindows95に持ち込んだ直後な
ど)については、代わりに最終更新時刻を使う。
-u: -lオプションでの表示時刻、あるいは-tオプションでソートに使う
時刻として、ファイルの最終アクセス時刻を使う。但し、LFN非サポ
ート状況下では無視される。アクセス時刻といっても、システムに
は日付までしか記録されておらず、時刻は常に0時ちょうどになる。
但し、アクセス時刻の記録されていないファイルについては、代わ
りに最終更新時刻を使う。この場合は2秒単位までの時刻が使われる。
-l オプションが指定された時に出力されるファイルの属性情報は7文字
からなる。各文字は次のような意味を持っている。
d : ファイルはディレクトリである(ここが「d」でなく「v」と表示され
た場合、そのファイルはボリュームラベルである。また「c」と表示
された場合はデバイスファイルである。「ls -l nul」を試されよ)
a : アーカイブビットが立っている
s : システム属性ファイルである
h : 隠しファイルである
r : 読み出し可。DOSでは読み出し不可ファイルは作れないので、この属
性は常に立って表示される
w : 書き込み可(書き込み禁止属性を持っていない)
x : 実行可能(ディレクトリの場合にも属性は立っている。これはUNIXか
ら来た習慣である)
- : 対応する属性を持っていないことを示す
FILESの指定にはcshに似たワイルドカードや「` `」の展開などが使える。
また、「@」をファイル名の前に付けることで間接引数も利用可能である。
EXAMPLES
ls -laR a:/
aドライブのルート下を再帰的に探索し、ファイル一覧を詳細形式で
表示。「.」「..」や、「_」で始まる名のファイルも表示。
xeq some_command `ls -d_ longfilename`
xeqは本toolsのコマンド。Windows95下でこれを実行すると、ファイ
ルlongfilenameのShort filenameをlsが出力し、それがsome_comma
ndに渡されて実行される。但し、ファイルlongfilenameは既存でな
ければならない。lsに-dオプションを付けているのは、対象ファイ
ルがディレクトリであってもそのまま出力されるような配慮である。
ENVIRONMENT VARIABLES
環境変数COLUMNS に数を設定しておくと、-C , -x オプションが指定さ
れた場合の画面の横幅(文字数)としてその値が使われる。設定のない場
合のデフォルトは80である。
環境変数LSOPTIONS に設定された文字列はls に対するデフォルトオプシ
ョンとして解釈される。
set lsoptions=-Fx
は、ls をls -Fxに別名定義するのと同じ効果を持つ。LSOPTIONS で設定
されたオプションはコマンド行オプションより先に解釈されるので、LS
OPTIONS とコマンド行オプションとで両立しないオプションを指定して
いる場合(例えばset lsoptions=-x としてls -1とか)は、後者が前者を
上書きする結果、後者が優先される。
環境変数TL_NOIGN_US に何でもいいから値を設定しておくと、-aあるい
は-Aオプションを指定しなくても、「_」で始まるファイル名は表示から
除外されない。この環境変数は、ワイルドカードの展開において「_」で
始まるファイル名をマッチングから除外しなくなる効力を持つものだが、
lsコマンドにもこのような形で影響を与える。
環境変数LSWILDALL に任意の値を設定しておくと、ワイルドカードの展
開結果に不可視ファイル(システム属性ファイルを含む)やボリュームラ
ベル(ルートディレクトリの場合に限る)も含むようになる。
toolsではワイルドカードの展開はmain()の実行前(よってオプションの
解析前)に行われ、しかもデフォルトでは展開結果には不可視ファイルや
システム属性ファイルは含まれないので、例えばa.bという不可視ファイ
ルがあったとき、ls -a とすると出力にa.bも含まれるが、ls -a a.* の
場合は出力にa.bは含まれない、という現象が起きる。
これに対し、LSWILDALL を設定しておけば、上の例で ls -a a.* として
も出力にa.bが含まれる。もっとも今度は、ls a.* とすると「a.b not
exist.」というメッセージが出力されてしまうが。
RETURN CODE
終了コードは、正常終了時は0、指定されたが見つからなかったファイル
があれば1、何らかのエラーが起きた(オプション誤り、ワイルドカード
にマッチするファイルがない、メモリ不足、など)場合2である。
HINT
DOSのdirと違って、lsにはディスクの残り容量を知る機能はない。この
目的のためには、本toolsのdfコマンドが使える。
BUGS
OSの違いを反映し、UNIXのls -lと本lsの-lオプションとは出力形式が異
なる。lsの出力を加工するようなスクリプト(awk言語やEmacs Lispなど
の)で、UNIXのls -lに対して動くものは、そのままでは本lsに対しては
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